2×4工法の注文住宅とは
2×4工法とは、木造の建築方法の一つになります。2×4工法とは、2インチ×4インチの角材を使って住宅を作っていることに由来します。角材を均一にして、合板と接合することで柱や梁、壁や床、屋根など住宅に必要なパーツを構成して箱状の空間を作っていきます。箱状の空間は丈夫で、その箱に窓をつけるなどの考え方でできた工法となっています。決められたサイズの角材を組み立てていくため、高度な技術は必要ないのが特徴です。
もともとは西部開拓時代のアメリカで作られた技法で、その手軽さから広がった工法だと言われています。現在ではアメリカやカナダなどでは、この工法で住宅が作られるのが一般的となっていて、世界各国で普及しています。
2×4工法のメリット
2×4工法のメリットとしては、耐震性・耐風性に優れていることが挙げられます。従来の工法とは異なり箱のように面で構成されているため、地震や風などの外的要因に対して耐性が高くなっています。また、面であるため高気密・高断熱であるのも特徴です。冷暖房効率が高く、効率的に部屋の温度を管理できます。 耐火性に優れているのも2×4工法の特徴です。室内側の壁には燃えにくい石膏ボード、屋外側は不燃材を使うことが一般的となっています。そのため木造でありながら、火災保険の費用が抑えられます。 また、規格が統一されており建築現場で組み立てるだけの工法ですので、効率的に工事を進めることができて工期が短くなると言うメリットもあります。