工事の期間が短い!プレハブ工法の特徴

工期短縮にまつわるメリット

プレハブ工法は住宅建築方法の一つで、工場で予め材料を加工して床や壁を作っておき、現場にそれを搬入して組み立てるという工法のことをいいます。通常の住宅建築では、大工や職人が現場で材料を加工するので、ここが大きな特徴と言えるでしょう。予め住宅の部品を作っておき、現場でそれを組み立てるだけなので、工期を大幅に短縮することができます。工場での部品製造は天候に左右されませんし、組み立てにも技術者の技術の差が出ることはほとんどありません。また、工期が短縮されることで、人件費を中心にいろいろなコストカットが見込めるというのも大きな特徴です。工場で生産される部品は、できるだけ端材が出ないように考えられているため、材料費が節約できるというのもポイントです。

知っておくべき特徴は

工場で大量生産された部品を使用するので、デザインやプランニングであまり自由な希望が通らないというのは覚えておきましょう。自分の希望通りの家を建てたい、というときにプレハブ工法はあまり向いていません。また、リフォームを行うときも、建築を行ったメーカーでなければ対応してもらえない場合があります。軽量鉄骨造のプレハブ住宅は、耐火性や耐久性にやや不安があります。サビで耐久性が下がってしまう可能性もあるので、定期的なメンテナンスは欠かせません。とはいえ、プレハブ工法は仮設住宅のような簡易的なものではなく、立派な住宅工法の一つ。安価で家を建てたいという場合は、選択肢に入れてみてはどうでしょうか。簡単に建築できるというメリットを活かし、別荘や離れに用いられることも多いです。